これからのお父さんの話をしよう

「お父さん」像が不在の時代に、勝手に父を代表して「これからのお父さん」が家庭内で生きるリアルな術を考えます。今は平成のお父さん。〇〇(次の年号)のお父さんになるまでブログを続けたいと祈っています。

「ばぁば」という呼称へのギモン

すげえ気になるんですけど、「ばぁば」ってなんですか。

何年前から呼び出したんですか。トレンド?

しかもね、思うんですよ。「〇〇ばぁば」とか呼ぶでしょ、最近。

〇〇に入るのはね、下の名前ですよ。

ともこおばあちゃんだったら、「ともこばぁば」とか言うでしょ。

さらに、孫に「ともちゃん」とか呼ばせたりするでしょ。

なんですかね、この文化。これ昔からあったの?

そういや、俺は父方も母方も「おじいちゃん、おばあちゃん」と呼んでたよ。

みんな集まった時どうしてたのかね?

「え?どっちのおじいちゃん、おばあちゃん?」って話にならなかったの?

それにしてもね、孫からの呼称が、ちゃんと明確にどちらの「ばぁば」を指すというのは、アイデンティティが可視化されたってことだよね。

 

それのだめ押しが、LINEのアカウントね。あれ、今「ばぁば世代」がどんどん開設してるでしょ。

LINEのあの緑の画面眺めてると、自分の母親とか妻さんの母親=つまり「ばぁば」たちが並んでるわけですよ。

そこでね、アイコンと名前が当然書いてあるわけじゃないですか。

当たり前なんですけど、俺の知っている「〇〇ばぁば」じゃないんですよ、彼女たちがつけている自分の名前が。

それが驚きでね。

俺の子供の時の認識だと、おばあちゃんって、おばあちゃんしかアイデンティがないと思ってたんですよ。だって、子供から見たらおばあちゃんでしかない、じゃないですか。

でも、しっかり個人ですよね。なんども言うように当たり前なんですが。

現代のLINEに並ぶのも「智子」とか「ともちゃん」とか「Tomoko」のような、しっかりしたアカウント名ですよ。

同級生とか元カノに並んで、ばぁばですからね。ちゃんと女性の1人なんですよね。

ちゃっかりアイコンなんかも、自分の趣味的要素だしてきたり、孫の写真だったり、花の写真とかにしちゃってね。

それがね、「おばあちゃんだって個人だ!」という流れに感じるんですよね。これが現代なんですよね。

 

まあ、いいですよ、いいでしょう。「ばぁば」ね。

じゃあ「じぃじ」って、なんですかね。

 

「ばぁば」はまだね、いつまでも若くありたい、的な女性の気持ちからの派生で可愛く呼ぼうね♡ということかもしれませんがね。

「じぃじ」って。あんたジーさんでしょ。老いた老兵じゃないですか。人生を達観した円熟味溢れる存在じゃないんですか。なに可愛くまとめられてんの。「爺(じぃ)」「祖父」とか「具蘭派(グランパ)」とかの漢字表記のストロングスタイルでいいでしょう。

※どうでもいいけど、伯父貴(おじき)って強そうでいい呼び方ですよね。

 

あ、こんな悪態ついてるけど、ちょっと妄想したら俺も「じぃじ♡」って孫ができたら呼ばれたいと今思った。急転直下の手のひら返しですみません。

そうです、人生充実していたら結構早く死んでもいいと若い頃思ってたけど、孫から「じぃじ」と呼ばれるのを体験することに目標が変わりました。

悪態ついてすみません。

お父さんが話題のアニメ「ポプテピピック」を見た

昨日は大雪の次の日ということで、仕事サボって見ました(理由になってない)。中毒性です。

 

・非常に軽快なスピード感

・ボケの手数が多すぎて驚き

・壮大なアニメ・ゲーム・ドラマなどのあるある(プロット)が詰まっている

1984年生まれの自分にはちょうど良すぎな内容

・すごい批評的な視点

・アニメだと思って見たけど、子供理解できる?

・ああ、これ大人向けなの

 

www.nicovideo.jp

 

すみません、これ深夜放送で子供向けじゃない!んですね。アニメ=子供に関係しているのかな?と思ってたのが、すげーおっさん思考すぎて自分に驚き。そうです、もう私はお父さんですから、最近のコンテンツなんてわからないんですけど、過去にこんなことメモってました。

 

お父さん過去日記より

昨日、ジムで走りながらテレビを見た。教育テレビではウゴウゴルーガのようなアニメが流れている。お笑い芸人がアテレコをしているような、ボケツッコミ、めまぐるしく変わるキャラクターの表情。高いクオリティと子供向けのスピード手数勝負になってるのは、甥っ子たちが見る妖怪ウォッチを目の当たりしてたので、ああ、なんかすごいユーザビリティが高い、というか。作り手の凄みと同時に、息つく暇なく楽しめちゃうなあ、と思う。そして、今日は高島屋の絵本展みたいなイベントに来ている。絵本はユーザービリティないけど、余白があるよね、子供が自ら考えるスキマ。どちらも面白いんだけど、自分のイメージを高められる余白のあるものも見ないと、なんか、人から面白い事言われるの待ってるだけになっちゃうような気もしたんだよね。

2017/04/30 15:20

調べたら「名作くん」というアニメでした。

meisakukun.com

 

スピード感とかツギハギ的な見せ方が今の主流ですよね。youtuberの編集が面白い部分をパッパッとカットしてつなぐ傾向にあるとか。AV監督の方も「最近のAVはユーザビリティが高すぎる」と言っていた記憶があります。

 

最近のコンテンツの推移として

・(時間がないから)手数を詰め込む

・(同時に)自分で考えなくても済む設計になっている

と変わってきています。さて、子供には見せるべきなのか!?

 

子供の教育において、何が正しいかというのは個々の裁量に任されるため、不毛すぎる問いですが、今風のものに触れるのも、本質的なものに触れるのも両方大事な気がします。感覚的には教育熱心な親=自分で考える信仰が強いような気がします。つまり、スマホiPadに幼少期から触れさすのはダメ!派ですよね。”スティーブ・ジョブズだって自分の子供には触らせなかった”的なストーリーも根強く、うちの妻さんもそんな感じです(絵本展に行くぐらいだからね)そういう人からすると、過剰なコンテンツは自分が見たことがない世界で少し怖い存在でしょう。

とはいえ、現代機器やコンテンツで育った子供達が、まだ大人になってどうなったかは現状答えはないわけだし、いつの時代だって、新しい変化の中で人類は育ってきたわけなんで、信仰にとらわれず、幅広く考えたいけどなあ。

 

とかなんとか考えるのも馬鹿らしくなるパワーでした、ポプテピピック

 

 

 

 

お父さんとカーシェア

この前人生初のカーシェアをしました。

●まず、スマホでタッチしたら、遠隔に車のキーが開くことに驚き!

●自動運転とか本当に始まりそうな予感を感じる。中央でここまで管理できるんだね。

●自分の家の近くの駐車場が気になり始める。

●提携パーキングの車が全部マイカーに見えてくる。新しいシェア的親近感。

●東京住みの人にはオススメですね。

●時間制限があるのである程度プレッシャーにはなります。

チャイルドシートが簡単なやつ(一番右のやつ)なので乳幼児は近くの店舗まで借りに行かなくちゃいけないのが難点。

 

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シートベルト・チャイルドシート着用の徹底

 

●右のやつブースターシートっていうんだこれ!

ガンダムぽいですね

 

 

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●2時間で1560円。

●重い荷物運ぶとか、そういう時に便利。

●車のコスト、維持費かからないならこれはいいですよね。

 

うちの妻さんはアプリを使うとか、会員登録する、みたいなことに苦手意識があるので、メルカリしたりアプリ慣れ特訓しているのですが、こういうクルマとかデジタルみたいなことに関しては完全(お父さんへ)アウトソーシングなので、まあやっておいて損はなかったかなと。このサービスは月額980円が2ヶ月無料なんで、3ヶ月目からどうするか考えよう。月1回、近場の車でしかいけないような場所にいく、というのは家族にとっての気晴らしになるかもしれません。

 

 

 

 

 

子供が生まれると知った時の感覚

子供が生まれるんです。初めて子供を作る行為、いや正確には、温かい卵の中に自らを解き放った時の翌日、青い鳥がやってくる夢を見た。なんとも、まあ、わかりやすくね俺の脳は。

そして妻さんから子供ができた、という話を聞いた時に、 一つ、自分の役割が終わったな、という感覚があった。それは理屈じゃなくて、ものすごく感覚的なもんだったんですよね。

いや、子供を育てるのだから終わったと言うよりスタートなのだが、感覚的に一つ生命を残すという仕事を(男として)終えた印象があって。その瞬間は賢者モードというか、あ、俺もう欲望とか(正確に言うと射精とか)どうでもいいや、って思ったんだけど。一週間くらいしたらまたエロサイトみ始めてた。

2016/09/06

 

どうしようもないですが、生きているんだな、お前って感じです。ありがたいね。

 

休日の過ごし方(1歳3ヶ月あたり)

とにかく、休日の過ごし方で最近思ったことは、休日のお父さん=ダラダラ過ごすというステレオタイプの幻想は見ることできねーのかよ。です。

なるべく、妻さんから息子くんを引き剥がすことをモットーにした場合 

6:00                お父さん1人で起きる(冬はエアコン予約で部屋温めは必須)

7:00                近所の早くからやってるお店で本読んだりなんかしたり

8:00              妻息子 お家で朝ごはん

9:00              家事・洗濯など(妻に息子昼ごはん作ってもらう)

9:30                お父さん帰宅

10:00              妻外出(どっかリフレッシュしにどうぞ)

10:30    お父さんと息子で外遊び(近所の公園)

11:30    帰ってくる(冬の公園は日なた死守)

12:00    昼ごはん食べる〜遊ぶ

13:30           息子昼寝(朝早いから一緒に寝れる)

14:30      息子起きる(機嫌悪りぃ)

15:00    機嫌直すべく遊ぶ(おさるのジョージYouTube

17:00    妻帰宅(神に見える) 

18:30    夜ご飯

20:00              お風呂(一緒に入る)

21:00              息子就寝

 

●ポイント

やはり一日一緒にいると、しんどい。息子くんはどんなに可愛くても、しんどい。朝の時間を作らせてもらうことで、何とかバランスよく。 1人遊びをしてくれるともっとやれる幅が広がるんだけどねえ。

 

妻の家事・育児のこだわりについては、まず受け止めよう

妻:「ちょっと・・・お願いがあるんだけど」

妻さんの切り出す調子は、妊娠したか離婚を切り出すか、実は明日地球が破滅する機密情報を知っている、くらいの深刻さがある。私は毎回驚愕する。聞くのが怖い、身構える。

 

妻:「ねえ、ゴミを捨てて欲しいの。一導線以内で。」

夫:「な・ん・だ・と!(心の叫び)」

 

妻さんが何を言っているのか、説明しよう。いま私はチョコパイ(とんでもなくうまい)を食べていた。食べ終わった空の袋をテーブルに置いていた。そして、それは置きっ放しになっていた。どこかに移動する前に、それを捨ててくれ、妻さんは言っている。部屋のどこかから戻ってきて、テーブルの前に座った時、つまり2動線目に入った時には、そこにゴミがあってはならないという。

言いたいことは理解した。そして、この問いに対して、NOという答えなど存在しないこともわかっていた。だけど、私は粘ってみようと思った。

 

夫:「質問です。2導線目で捨てるのではダメなのですか?」

妻:「(首を横にふって)往往にして、人は忘れるの」

 

詩人のように語る妻さんを目の前にした。むう。ゴミファースト問題だ。

 

夫:「わかった、OK。ゴミファーストにしよう。その場合、脱いだ靴下放置しているの片付けるセカンドになるけど、それはいいのでしょうか?」

何を言っているのだ俺は。なだぎ武のように、アメリカナイズに気丈に振る舞う夫。妻さんの提案は、正しい。間違っていない。俺が悪だとわかっている。ゴミが置きっぱなしで生まれるメリットなど、想像がつかない。

 

さらっと書いたが、正しさとはなんだろうか?

 

正しさを受容した瞬間、怠惰な夫=悪は死ぬ。血を流す痛みを伴う変革なのだ。仮にその怠惰な時間ーゴミのことなど考えずに放置していられるようなリラックス状態がーストレスから私を解放し、さらなる高みへと繋がる一縷の希望はないのだろうか?

 

夫:「ほら、だからソファでのこの怠惰な時間が生み出すリラックスが俺を日常から解放し、そしてクリエイティビティがー」

妻:「ゴミも脱いだ靴下もファーストにしてください。」

夫:「Yes」

 

はい、その通りでございます。私はその日から意識を変えてゴミファーストになった。

ただ、何かをファーストにした瞬間、セカンドに順位を落としたり下手したら抹殺される何か、がある。家事や育児における正しさ、それは時にして理屈ではない強制力を発動することは大きい。これは当たり前でしょ、という言葉や態度のリスクがあるのだと感じた。てか今回は、俺がゴミ捨てろって悪が圧倒的に強すぎて参考にならないんですが、もっと微妙なラインの話がきっかけで揉め事になりそうですよね。相手に変革を促す場合は、それ相応の心遣いが必要。

 

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※基本的に、専業主婦の家庭の場合のエピソードです

※妻<お父さん で家事レベルが高い場合は別

※だけど大抵の夫婦問題に有効な気がしますがどうでしょう。主語でかいからむずいです

 

ーー 

余談なんですが、今、現代のリアルなお父さんの家事育児事情ってどうなのだろう?と調べていて思うんだけど、インターネッツでバズる記事って、

妻:私がこんなに家事育児大変なのに旦那がクソすぎる

夫:俺はイクメンだけど、まだお前ら(=父親たち)はそんなこともやってなくて消耗しているの?

ばっかりな気がするんですよ。なんか攻撃性が強い記事ばっかり見つかる(はてブで見てるバイアスなのかな?)いいバランスで夫婦関係やっている人の記事ってすごく参考になることにもなるな〜と思って見てたんですが、まあそういう記事って大抵アットホームなブログでハッピーな話題だったり、話題にはならないですよね。なんかPV至上主義意識高い系ワードプレスパパ、みたいなことになっちゃうのかな。読まれるためには。

こんな私が、世のお父さんたちの意識を1ミリでも動かすにはにゃどうしたら良いものなのか?やっぱ「保育園落ちた日本死ね」みたいな攻撃性がいるんですかねえ。

  

 

心も服も模様替えが必要

冬服のダンボールを開けて、パッと一瞥して、俺が「何一つワクワクしねぇ」とつぶやくと、横からワイフが飛び出して来て「わかる〜わかる〜」と苦しみを分かち合うような圧倒的共感力で、ベットに上半身を乗っけて猫のように伸びた。服を買おうと思う。まずワイフのから。

2017/10/04 8:00

 

お父さんのシゴトの重要なものとして、お母さんを個人へと引き戻す、解放運動がある。お父さんは外の世界とお母さんを繋げる一番の存在なんですよね。経済力をひけらかしてはいけないが、お父さんに求められる素養の一つではありそうです。まずは安心して家事育児を任せられるように。その次に解放とワクワクを。え、お父さん結構しんどくない!?